ペットの火葬において「お清めの塩」は必要なの?
2019年01月14日
【見出し】導入文
人が亡くなりお葬式・火葬場に行くと塩があります。これは参列した各自が持ち帰り、「自宅に入る前にそのお塩で体を清めてから家の中に入る」という日本独特習慣です。もちろん横浜・川崎・藤沢付近にお住まいの方も例外ではありません。
最近は飼っていたペットが亡くなると、人と同じようにお葬式・火葬をする人が増えてきましたが、ペットのお葬式や火葬の時にもお清めの塩は必要なのか知っている人は少ないと思います。そこでペットのお葬式・火葬ではお清めの塩は必要なのか考えて見たいと思います。
【見出し】葬儀における「塩」の意味
お葬式に参列したときに配られる「お清めの塩」はもともと神道から由来しています。神道では死を穢れと考え、その死の穢れを払うために身体を塩で清めると考えられています。
神道では塩は穢れを払い清める力があると考えられているので、塩を使って死の穢れを清めようとしているのです。
反対に仏教では死は神聖なものと考えられていて、お清めの塩は必要ありません。しかし、日本は宗教的に神仏習合になっている部分が多く、お経でお葬式をあげながらも、お清めの塩で清める習慣が今も残っているのです。しかし仏教の宗派によってはお清めの塩は必要ないと考えて、お葬式のときにお清めの塩を配らない宗派もあります。
【見出し】ペット火葬と人間の火葬のマナーの違い
人が亡くなり火葬する場合とペットが亡くなって火葬する場合のマナーには基本的にはマナーの違いはありませんが、ペットの火葬は省略可されていたり、簡素化されていたりします。
服装も人の火葬では喪服もしくはそれに準ずる服装で参列しますが、ペットの場合は特に決まりがなく黒やグレー・紺のような落ち着いた色合いの服装であれば良いとされています。
持ち物も人の葬儀に参列する場合、数珠は必須になりますが、ペット葬儀ではなくても問題ありません。もし使用したい場合はペット葬儀業者が貸し出ししてくれるところもあります。
またお焼香の回数も、特に決まりがなく飼い主様の宗派に従ってお焼香すればよいですし、もし宗派がわからなければ1回で十分です。
人の火葬もペットの火葬も見送ってあげたいという気持ちが大切です。
【見出し】死を「穢れ」とみなすなら、葬儀後の塩は必要
火葬の時に清めの塩を必要とするのか、しないのかはその人の価値観にあります。死を「穢れ」とご自身が思うのであれば死を清める必要がありますが、死を「穢れ」とみないのであれは火葬後に塩で清める必要はありません。
今までの風習で「お葬式・火葬=清めの塩」というイメージが一般的にありますので、死を穢れと思っていなくても清めの塩がないとスッキリしないと思われるのであれば清めの塩を使うことをおすすめします。
ご自身が納得できる方を選んでいただければよいと思います。
横浜・川崎・藤沢でのペットの火葬なら湘南福祉サービスにお声掛けください。
カテゴリ:お知らせ