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ペットを庭に埋葬したい|知っておきたい注意点は?

大切なペットを失ったときは、静かな場所で供養してあげたいと考えている飼い主さんも多いでしょう。近年では、人間と同じように火葬、供養をするケースが増えてきていますが、中には、できるだけ自分の近くで眠らせてあげたいと思いを持っている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。今回は、ペットを庭に埋葬するときに注意したいポイントや葬儀の種類をご説明します。

ペットを庭にそのまま埋めて大丈夫?

私有地の場合はペットの遺骨や遺体を直接埋葬しても問題ありません。自宅で埋葬できない方や自然の豊かな土地で眠らせてあげたいという方、ペットのお気に入りの場所に埋葬してあげたいといった方もいらっしゃると思いますが、許可なく公共の場所や他人の敷地には埋めることはできないため、山や公園などでの埋葬は違法行為になります。

動物の死体を庭に埋める行為の法律について

法律上、ペットの遺体は一般廃棄物として扱われるため、ペットの遺体を、他人が所有する土地もしくは公共の土地に無断で埋葬した場合、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第5条の規約に反する扱いとなり、軽犯罪法第1条27項違反により処罰されてしまいます。
また、その土地の所有者から民法709条の「不法行為責任」に反したとみなされ、損害賠償を請求される恐れもあります。

公共の場所に埋葬した場合、「みだりに鳥獣の死体などの廃物を捨てた」とされ、軽犯罪法1条27号違反の罰則を受ける可能性や、廃棄物の不法投棄といった扱いとなり、「廃棄物処理法」違反で罰せられることもあります。
また、河川にペットの死体を流すと、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」違反や、刑法143条「水道汚染罪」が適用される場合があります。

ペットを埋葬する際は、法律や自治体のルールなどを守って、他人に迷惑をかけないように気をつけましょう。

埋葬以外に選べるペット葬儀の種類

ペットの葬儀としては、庭にそのまま埋葬するよりも、家族の一員として火葬や葬儀を行ってからお別れする飼い主も増えてきています。火葬せずに埋葬すると土に還るまで30年以上もの時間がかかることもあり、衛生的な観点からも火葬を行う葬儀が主流となっているのです。火葬後の遺骨は、ペット霊園へ納骨する、自宅で安置する、海や山へ散骨するといった方法がありますが、他人の私有地や公共の場所などで散骨を行う際は、トラブルにならないよう、事前に法律や自治体のルールなどを調べておきましょう。

大切なペットを埋葬する際には、法律や自治体のルールなどに注意して行う必要があります。また、大型のペットの場合は自宅で供養することは難しくなってくるため、業者に頼むことも検討してみてはいかがでしょうか?横浜・川崎・藤沢のペット供養「湘南福祉サービス」では合同供養や個別供養を実施しております。ペット終活をお考えの方は、お気軽にご相談ください。